並行交際は不誠実?後ろめたい人へ言いたいこと

婚活をスタートした人が、最初に驚く婚活ルールが「並行お見合い、並行プレ交際が認められている」ことです。
もちろん、お見合い相手/交際相手に対し、他にもお見合いをしていること、プレ交際の相手がいることを知らせるべきではありませんが、この時点ではまだ「他の人ともお見合いしているだろうな」「他にもプレ交際があるだろうな」と言うのは、お互い暗黙の了解です。
しかし、婚活をスタートした直後は、このルールに戸惑う方も少なくありません。
実際、アクア・マーストの会員から:
「プレ交際中の人から予定を聞かれて、そのとき「●●日しか空いてない」って言うのが申し訳ない気持ちになります…。お付き合いしているのに、その人を最優先していないって取られてしまいますよね。私自身も、ちゃんと向き合って交際していないな、て感じますし・・・正直、お見合いと交際を並行して進めるのは難しいと感じています」
という相談を受けることがあります。
確かに、彼女のおっしゃることは正論です。
ですから今日は、このようなことでお悩みの方向けに:

  • 並行お見合い並行交際のメリット
  • 後ろめたく思わないための心の持ちよう

について、ご紹介したいと思います。

並行お見合い並行交際のメリットとは?

もちろん、どうしても並行して進められない…並行することがストレス!であれば、無理してやる必要はありません。
【厳選した一人に絞って会う】→【お見合い不調なら、また申込スタート】
【プレ交際に入れば、他のお見合いはストップ】→【プレ交際が終了になったら、また申込スタート】
こんなふうに、一人に集中して交際をする人も、もちろん存在します。その方が楽だ、疲れない、というのなら、それでもかまわないのです。
ただ、この方法にはデメリットがあります:

  • 婚活が長引きやすい(=成婚退会するまで時間がかかってしまう)
  • お相手は並行お見合い/並行交際している可能性がある(=ほかの人との交際が進み、突然終了する可能性がある)

このデメリットをよく理解しておかないと、後々婚活疲れから婚活鬱を引き起こしてしまう恐れも・・・。

婚活ルールで現状「プレ交際中は他のお見合いや交際をしてもよい」とされている以上は、その是非はともかく、お相手にあなたと同じ価値観(並行お見合い/並行交際はしない)を求めることはできません。それを不誠実だとなじることはナンセンスです。

ひとつのプレ交際が終了した後、そこからまたお見合い申込を再開するとなると、実際に次の人と出会えるまでに数週間~1ヶ月はかかってしまうことでしょう。どうしてもタイムロスが生じますし、それを繰り返していると、婚活期間はどんどん延長されていきます。
また、プレ交際が終了した時、まだ別のプレ交際がある、次のお見合いが決まっている、だと「違ったな。よし、次!」と気持ちの切り替えもしやすいですよね。
よくあるケースが、「この人違うな…」と思いながらも、終了する決断ができなくて、ズルズル何か月も付き合ってしまうパターンです。途中でリカバリーすることもないわけではないですが、多くの場合、違和感のある交際相手とは遅かれ早かれ交際終了となります。「ここまで頑張ったからもったいない」「また一から婚活するのは嫌だ」というお気持ちだけで引き延ばすと、結局は自分のためにはなりません。決断をしなくてはならないときも、他に並行したお見合いやプレ交際があれば、そちらと比較することで冷静に正しい判断ができます。

プレ交際=お友達期間!後ろめたく思う必要はなし!

そもそも「プレ交際に入った」とは言っても、まだ出会ったばかり、一度しか会っていないお相手です。本来なら「交際」と呼べる段階ではなく、まだまだ「連絡先交換をした異性のお友達」程度の距離感です。
便宜上「プレ交際/仮交際」と呼んでいるため、交際の2文字が重いのですよね。これはあくまで「交際」の前の「【プレ】交際」「【仮】交際」ですから、実際は:

  • プレ交際(仮交際)=異性の友達
  • 真剣交際=交際

こういう認識になるかと思います。当然、真剣交際になれば、他のお見合いやプレ交際は終了となり、双方1対1の真剣なお付き合いがスタートします。
言ってしまえば、プレ交際(仮交際)の間は「この人と真剣交際に入れるか?」の観察期間です。
この時期に、あまりにも相手に対し依存や期待が大きすぎると、相手の方は重く感じてしまう=引いてしまうかもしれませんし、例えばですが、相手の方の別の交際が急に進めば、突然交際終了になることもあり得ます。その場合、あなたに何か問題があったわけではなく、また相性が悪かったわけでもないでしょう。単にご縁の問題です。

プレ交際期間(仮交際期間)は、ある程度「ビジネスライクに進める」ことが疲れない秘訣になります。
相手に対し過度な期待をしてしまうと、ちょっとしたことで「やっぱり違うな」となってしまいますし、客観的に相手の良いところ合わないところを判断するためにも、少し距離を置いたお付き合いが最良かと思います。もちろん、交際相手に対して誠意を持つことは大事ですよ。各々それぞれ「真心を持って、お会いしているときは1対1で接する」ことです。それだけ心がけていれば、失礼にはなりませんし、後ろめたく思う必要はありません。

結婚相談所での婚活でしたら、終了するときも直接相手には切り出しません。相談所の担当者に「交際終了」の意向を伝えるだけで、後腐れなく終了できます。言いにくいことは言わなくていい、この【結婚相談所のシステム】を最大限利用して、あなたらしい婚活を進めて行ってください。

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