(1)時間厳守
1~2分前にチャイムを鳴らしましょう。5分以上早いと、先方も準備ができていなくて慌てさせてしまうかも。逆に3分以上遅れる場合は、必ず連絡を入れてください。
(2)みだしなみ
チャイムを鳴らす前に、もう一度服装チェック。肩に埃が付いていないか、襟やネクタイが曲がっていないか、シャツがきちんとしているか。コートを着ている場合は、この時点で脱いでおきましょう。
(3)玄関先での挨拶
挨拶の前に、扉をきちんと閉めましょう。後ろ手ではなく、扉の方を向いて閉めると丁寧です。
それから、玄関口で迎えてくれる親御様に、お相手があなたを紹介します。
そのとき、はっきり【大きな声】で「●●と申します。本日はお時間を取ってくださいまして、ありがとうございます」と挨拶し、一礼してください。
※年齢的に、お耳が遠くなっている場合もあるので、普段よりも大きな声で伝えるのが大切です。
「どうぞ」と促されたら、「お邪魔します」と言って上がりますが、脱いだ靴は【玄関の脇に】揃えてください。
(4)客間で改めて挨拶
客間に入る前にも一言「失礼します」と一言添えると丁寧です。
結婚の挨拶ですので下座(入り口に近い席)に座るべきですが、薦められたら固辞せず上座に座って構いません。
和室の場合は、立ったままの挨拶はNGです。座布団の脇に膝をつき(まだ座布団に座らない)、まず「●●と申します。本日はお忙しい中、お時間を取ってくださいまして、ありがとうございます」と挨拶をしてから、座布団に座ってください。
挨拶が終わったら、手土産を渡しましょう。玄関口で渡すのはNGです。
外袋から出して、「お口に合えば嬉しいです」と一言添えながら渡しましょう。
※常套句「つまらない物ですが」は言ってはいけません。
『私の好きなお菓子です』など、自分が良いと思ったものを差し上げることを説明するほうが今どきは好印象です。
(5)話題について
先方は、あなたのご家族について、お仕事について、今後の人生設計などを知りたく思っています。ですから、先方に安心感を与える話題を選びましょう。ポジティブな話だけをしてください。
※歓談で気を付けること:
お相手の名前は、ご両親の前では「◎◎さん」と呼ぶこと。
呼び捨てや「ちゃん」づけ、ニックネームなどはNGです。
お相手ご両親のことは「◎◎さんのお父さん」「◎◎さんのお母さん」が良いでしょう。
また、お相手の良いところをすらすら言えるように、3~5個は考えておきましょう。
(6)帰宅してから
無事帰宅したこと、今日のお礼を伝えてください。
先方の電話番号やメールアドレスがわからなければ、お相手を通じてお伝えするのでも構いません。