10歳年の差婚!彼が選ばれた理由

成婚ものがたり

10歳年の差成婚カップル

30代男性さん、入会から1年半でご成婚です♪
お相手はなんと(!)10歳年下、同じ地元の彼女さんです。

男性は誰しも、婚活を始めたばかりのときは「年齢は同い年まで。下は何歳差でも大丈夫です!」とおっしゃいますが、女性も最近は「同い年~年下」志向ですので、なかなか歳の差はマッチングしません…。相談所婚活であっても、成婚する人の年の差は「同い年~2、3歳差」が主流となっています。
そんな婚活市場で、なぜ彼が10歳年下の彼女から選ばれたのか? 今日は考察していきたいと思います。

順風満帆ではなかった婚活…でも、いつも前向きでした

結果だけ聞くと、「条件が良かったんでしょ」「なかにはラッキーな人もいる」と思われるかもしれません。ですが、彼の婚活が必ずしも順風満帆ではなかったことは、活動期間からもわかって頂けると思います。1年半の活動で、こなしたお見合いは90件弱です。 

そのうち3分の2はお見合い不調に終わりました。 お見合い不調の場合、彼の方はOKお返事だったりNGお返事だったり半々なのですが、お相手からはNGのお返事が多かったです。 お人柄は素直で明るく、少年のようにのびのびとしているのですが、いくぶん個性の強い方でした。

若くして起業し、事業を軌道に乗せて、誰にもひけをとらない立派な年収を稼いでいる方でもありました。 人とは違った視点、とがった部分がないと、この年収は稼げないであろう、と思うと、非常に納得ではありますが、婚活、それもお見合いでは「第一印象は無難であること」が求められるため、彼の個性はマイナスに作用することも少なくなかったように思います。 お世話する担当者は「すごくいい人なのに・・・ほんとにみんな見る目がない!」とよく憤慨していました。

しかし、撃沈するお見合い結果が続いた時も、彼はあまり落ち込みませんでした。「どこかに僕を理解してくれる人はいますよ」と、責任あるお仕事で忙しい中でも、休会せず、こつこつ真面目に活動を続けていきました。おそらく、お仕事でもたくさん修羅場をくぐっているからでしょう。 メンタルが強く、タフで、結果が出ない時も継続する大切さを、よくご存じの方でした。

勉強でも仕事でもそうですが、前に進んでいないように感じる時も、休まず動いている限り、必ず前進しています。婚活も同じです。 やめないこと、あきらめないこと、それが成婚に至る一番の秘訣なのです。

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優しく気前よく、年上の余裕が魅力に!

結果として歳の差婚でしたが、彼自身が年下狙いだったか? と言うと、実はそうではありませんでした。入会時に彼が挙げた条件は「初婚で同い年まで」これだけです。 他の条件は一切不問です。「会わないとわからないでしょ」と、条件でしぼりこむことはしませんでした。

実は、成婚した彼女さんとのご縁、なんと彼女の方からの申込でした。 プロフィールにしっかり記載した、彼のお人柄、結婚観家族観、趣味に対し「共通点が多いな」と感じて、申込をしてくれたようです。お見合いでも、共通の興味ある話題で盛り上がりました。 

また、彼女はプロフィールに記載していなかったのですが、実家が彼の地元だったのです。 これがお見合いのときに判明したため、彼は「この人とご縁があるかもしれない!」とビビビッときたそうです。

交際に入ってからは、今まで苦戦した活動が嘘のように、トントン拍子で進みました。彼をよく知る担当者が太鼓判を押すほど、実際の彼は誠実で優しく、紳士的なのです。 彼の個性を面白いと思ってくれる女性と出会えば、トントン拍子に進むのも納得でした。

成婚の挨拶に、彼女さんが一緒に来てくれたので、彼の何処が好きなの?と聞いてみました:

女性さん「とっても優しいところです。初めて会った時から、私の話を楽しそうに聞いてくれて、言うことも面白いし、怒ったところなんか想像できないし、年上だけど少しも偉そうにしないところも大好きです」

ちなみにデートの費用は全額、彼が出していました。収入差年齢差があるので当然、と彼は思っていたようです。気持ちよく、当たり前のように全てお支払いしています。

これを聞いた時、やっぱりねえ、と思ったものです。 男女平等の時代ですし、デート代お茶代を男性が負担する、そういう風潮が既に古いものになっていることは、私たち仲人も理解しています。ですが、カップルにはカップルの数だけルールがあります。 

彼らのように、男性の方が圧倒的に収入があり、また年齢も上なら・・・気前よくお支払いしてほしいな、と思います。 女性が少しわがままを言っても、「かわいいなあ」で笑ってわがままを聞いてあげてほしいと思います。

女性だって、その人に年上だからこその魅力がなければ、わざわざ歳の差のある人をパートナーには選びません。「優しく、気前がいい」それこそが、年上の余裕=年上の魅力ではないでしょうか? これを打算と言う男性は、女心が何もわかっていないと思います。

交際が進んだ頃、彼には「結婚するからには打ち明けておかないといけない話」があったのですが、その話をしても、彼女は「たいしたことじゃないわ」と笑って受け入れてくれたそうです。 個人情報ですので、詳しくは書けないのですが、人間30年40年生きてくると、誰だって一つや二つは、打ち明けないといけないこと、出てきます。 

みなさんそうです。 彼女の立派なところは、彼女自身はまだ若く、自分の努力だけでは如何ともしがたい人生の苦労、そうしたものにまだ遭遇していなかったにも関わらず、パートナーの事情を理解し、一緒にその苦労を背負っていこうと軽やかに決めたところです。 彼のことを心から大事に思い、支え合いたいと思ってくれているのがわかり、私も嬉しく思いました。


山あり谷ありの婚活でしたが、最後にこんな素敵なご縁が待っていたなんて誰も想像してなかった、だからこの仕事は面白い、と今日もしみじみ感じます。

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