成婚できる女性、うまくいかない女性…ここが違う!

成婚ものがたり

成婚できる人できない人

30代女性さん、入会から8カ月でご成婚です。カップルで成婚の挨拶に来てくれたので、お2人からいろいろヒアリングしてみました。
婚活ボリュームゾーンで、理想の活動期間でした。「彼女がなぜ実のある婚活ができたのか?」今日はココに注目して、彼女の活動を振り返ってみたいと思います。

(1)結婚相談所婚活を始めた理由は?

彼「真剣に結婚を考える女性が多いからです」
彼女「時間を無駄にしたくなかったので。やるなら相談所が効率的だなっていうのは前から思っていました。仕事の関係で、今年地元に戻れることがわかっていたので、これもタイミングだなって思ってスタートしました」

(2)お見合いでOK返事を出した決め手は?

彼「波長が合うな~と感じたからですね。最初から親近感みたいなものがありました」
彼女「会話ができたことが大きいです。キャッチボールって言いますけど、本当にそんな感じで、ぽんぽんと、ストレスなく、変な引っかかりもなく、楽しくお話しできました」

(3)デートでお互い気をつけていたことは?

彼「体調を気遣うようにしていました。歩く速度なんかも、早すぎないか気にするようにしていました」
彼女「身だしなみ、言葉遣い、あとは立ち居振る舞いですかね…。トイレに立ったら、必ず鏡で確認して。あと、ハンカチを持つようにはしてます」

(4)デートの負担割合を教えてください。

彼「最近は、僕が持つことが増えてるよね?」
彼女「最初は割り勘でした。初回デートから割り勘で、段々そっちが持ってくれるように…(笑)」

(5)2人で決めているルールがあったら教えてください。

彼「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)ですね」
彼女「気になることは報告、連絡はまめに、ですね」

(6)結婚相談所婚活でよかったことは?

彼「結果がはっきり出るところです。うやむやがない、自然消滅がないところです」
彼女「相談できたことですね。一人で悩まずに済みました」

出会いは婚活、でもそのことにこだわらない姿勢が大事!

お2人から話をうかがっていて感じたことは「基本的な考え方が似てるなあ」ということです。婚活を始めた理由もそうですし、相談所婚活の長所はしっかり取り入れつつ、交際は自然体でのぞんでいるところもそうです。例えば:

  • 効率的
  • 身元が確か
  • 自然消滅がない
  • 相談できる

これらは相談所婚活ならではの長所です。其処を冷静に理解して、婚活をしています。けれど、お2人の交際エピソードを聞いていると、「ほんとにいまどきの、普通のお付き合いだな」と感じるのです。
相談所婚活では、私どもは男性に「最初のデートはご馳走してあげてください」と言います。うまく行きたいと思っているなら女性にお金を払わせないで、と言います。「お見合いのお茶代は男性負担、デート代も男性負担」これについては、私個人としては少し思うところもありますが、今の婚活市場ではそれがスタンダードである以上、そうアドバイスせざるを得ません。
一方で彼女たちは、このスタンダードとは真逆のデートをしています。「最初は割り勘。交際が深まってきたら男性負担」です。しかし、ちょっと考えてみると、この方が【普通】なのですよね。
婚活をしている人たちも、外の出会いであれば、知り合ったばかりの男性におごってもらうのは心苦しく感じるのではないですか?「婚活で出会ったから」おごってもらって当然、と思ってしまうのは「他の女性にはおごってるだろうに、私にはおごってくれない。つまり私はキープなのね・・・」という裏読みがあるからです。彼女たちの話を聞いていると、こうした裏読み(駆け引き)が、全くないのです。

もう一つ、印象的なエピソードがありました。
お見合いのとき、彼は財布を車に置き忘れてきてしまったのです。そのことに会計で気がついて、
「すみません!(財布を)取ってきます」
と言ったのを、彼女が「大丈夫ですよ。私がお支払いしますから」と制して、支払いを済ませたそうです。その後は、お店の前でお別れして、彼女は彼からのお金を受け取りませんでした。
そのことを私に報告してくれたのも、彼女は婚活を始めたばかりだったため「これってルール違反でしたか・・・?」と心配になったからで、彼に対して全くマイナスな感情を持っていなかったのです。むしろ「あの後、ちゃんとお財布見つかったでしょうか?心配です」と気にかけており、報告を聞いてる私が「なんてすてきな女性・・・彼は彼女を絶対逃してはいけない・・・」と思ったほどです。

この仕事を長くしていると、同じようなエピソードはたまに入ってきますが、その報告の時「向こうが財布がないって言うのですが、そんなことってありますかね?」と、マイナス面だけを大げさに見て、それを理由にNGを出してしまう方もいらっしゃると思います。もちろん、お見合い自体もあまりいい印象ではなかったのかもしれません。そのことだけが理由ではないのかもしれません。
ですが、私が此処で言いたいのは、婚活が長引く人の多くが「しなくていい裏読み(駆け引き)をしている」ということです。

  • お見合いで遅刻してきた=本気度が足りない
  • デートの提案をしてくれない=やる気がない
  • 外食が多い=家事しなさそう
  • お洒落すぎる=浪費してそう
  • 趣味が多い=派手そう
  • 自分の体調が先週悪かったと知っているのに、会った時気遣う言葉をくれない=冷たい人
  • 家計簿をつけている=ケチそう
  • 日曜日いつも用事がある=他にもお見合い/交際がある
  • LINEの返事が遅い=私はキープ

「~~だから、この人は●●だ」という決めつけが多いのです。
誇張ではなく、お相手の言動が婚活マナーから少しでも外れると「今のはマイナス」と、まるで試験の教官のように採点しがちな人もいます。お見合いや仮交際には「この人はどういう人かな?」と興味を持ってのぞむべきなのに、既にある自分の理想の型に相手をはめこもうとする、それで、はみ出るところや足りないところばかりに注目してしまう。その結果、お相手の人柄を真っすぐ見られなくなってしまう・・・婚活がなかなかうまくいかない人の中には、こんな迷路に迷い込んでしまっている人が、少なからずいるのです。

相談所婚活で出会ったとしても、それは出会いのきっかけにすぎません。お相手は、もしかしたら外の出会いで出会っていたかもしれない人。そういう視点を忘れず持っていれば、何かイレギュラーなことが起きたときにも「ま、そういうこともあるさ」と心の余裕が生まれます。心の余裕は、本来のあなたを取り戻させてくれて、余計な裏読みを忘れさせてくれるでしょう。

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普段できないことは、当然本番でもできません

もう一つ、あっという間に成婚していく女性に共通することは「いつでも誰に会う時も変わらず身ぎれいにしている」ことです。彼女もそうだったのですが、私と会う時でも、対面でもオンラインでも、変わらずいつもきれいにしていました。「あら、これからデート?」と聞いてしまうほど、きちんとメイクをして、可愛いお洋服を身に着けていました。「え、いつも通りですけど?」と答える笑顔も可愛くて、「いいなあ、すてきだなあ」と同性の私でも好きになってしまうような振る舞いをいつもされていました。

これは、もちろん「私にも優しくしてくれ、可愛い恰好で会いに来てくれ」などと要求しているのではありません(笑)。特にオンラインミーティングなら、ラフな格好でも全然構わないのです。
ですが、あっという間に成婚していく女性、というのは、やはり女子力が高いのです。
婚活は、自分が相手を選ぶのと同時に、相手からも選ばれる必要があります。少し考えてみればわかりますが、5人の中から1人選ぶより、50人の中から1人選ぶ方が、断然自分の選択肢は多くなるわけです。「ありのままの私を好きになってほしいので」はわかりますが、ありのままのあなたを知ってもらうためには、交際しなくてはなりません。交際するには、やっぱり女子力は高い方が有利なのです。是非云々ではなく、婚活としての戦略を考えたとき、日ごろから女子力は高めておくべきなのです。

見た目だけではありません。例えば、私とのやりとりでも、何かこちらから質問をしても、返事をくれる人、くれない人がいます。返事が早い人遅い人、一言返信の人、気遣いのある言葉を添えてくれる人、さまざまです。私に返事をくださらなくても、もちろんそれは構いません。「ご心配なく。交際相手にはちゃんとやっていますよ」ということであれば、良いのです。ですが、普段から「いつでも誰に対しても、感じよく振る舞える人」というのは、やっぱり早く成婚していくなあ、と感じているのも事実です。

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