お見合いの後「なんだか思った人と違いました…」、交際中「ちょっと合わない気がします」
よくあるモヤモヤだと思います。こういうことが重なると「婚活ってしんどいな・・・」「私に合う人なんて何処にもいないのかも」と負のループに入り込み、最後には「もうやめたい」となってしまうのですが。
ちょっと待ってください!こうなってしまう人には、まず婚活スタートの時点で「ある傾向」があるのです。その傾向を把握し、負のループに入らないための心構えをすることで、婚活疲れ/婚活うつを予防できます。
自分でハードルを上げすぎない
お見合い後に気持ちが落ち込む人は、お相手に対する期待値が高すぎるのかなと思います。
お見合いが成立して、実際にお会いするまでにはタイムラグがありますよね。その間「どんな人かな?」と思うのは誰しもですが、お見合い後落胆することが多い人は、この「どんな人かな?」と思うとき、知らず知らずのうちに良い方へ良い方へ想像をふくらませすぎているのかもしれません。
例えば:
- 写真の印象から、カッコいい人 or かわいい人 をイメージしすぎている
- プロフィールの趣味や文章の雰囲気から「こんな人に違いない」と思い込んでしまっている
あなたもそうだと思いますが、写真は「自分が一番カッコよく(かわいく)撮れてる渾身の1枚」を載せるものです。もちろんお見合いの感想で「写真よりカッコよかったです! or かわいかったです!」というケースもありますが、「お写真通り」だったら正直とてもラッキーですし、「ちょっと違う、かな?」ぐらいが普通と思ってください(;^_^A
プロフィールの趣味も、その人の全てを表すものではなく単なる一部分ですから、「同じ趣味だ!絶対気が合うはず!」と思い込むのは危険ですし、文章の雰囲気なども、あまりあてにはならない程度に思っておきましょう。実際の知り合いでも、話をしているときとメールや手紙をもらったときの印象がずいぶん違うな、というのはよくあることですよね。さらに言うと、プロフィールの自己紹介文は相談所の編集が入っているケースも多いのです。必ずしも、その人が100%自分で書いているわけではありません。
そして、コロナ下婚活ならではの、もう一つの悩み――それはマスクをつけてのお見合いや交際!これも最近、よく相談を受ける事案です。プレ交際に入っても、基本はお互いマスクをつけてお話することが多いかと思います。マスクをしていると3割増しに見えるようで、交際が進んでそろそろ真剣交際を・・・となった頃、「最近、マスクなしで会ったのですが・・・ちょっと思ってたのと違うというか、生理的に無理かも、と思ってしまいました・・・」という相談がものすごく増えています。これは:
- マスクの下の顔を勝手に想像してしまっていた
- マスクを取ると清潔感がなかった
この2つのケースが考えられます。ひとつめは、まさに自分でハードルを上げすぎていた問題ですね。見えない部分を想像でふくらませてしまっていたケースです。ふたつめは、マスク時代の油断かなと思います。よい機会です。「人のふり見て我がふり直せ」お相手だけではなく、自分はだいじょうぶか?一度振り返ってみましょう。
- 無精ヒゲが生えていないか?(男性)
- 歯の着色汚れはないか? (男性も女性も)
- 唇が荒れていないか? (男性も女性も)
- お化粧はきちんとしているか?(女性)
- マスクの下であっても、ファンデーションはもちろんのこと、軽く口紅や頬紅も必須です。(女性)
ヒゲは個人差がありますが、濃くて悩んでいる人/剃刀負けする肌の弱い人は、これを機に脱毛を検討するのもおススメです。男性も美容に気を遣う時代になりましたので、ぜひトライしてみましょう。
歯に関しては、健康のためにも半年に一度は歯医者へ定期検診に行きましょう。クリーニングをしてもらうだけでも、驚くほど歯は白くなります。
これから乾燥するシーズンですし、マスクの擦れで唇や肌荒れもしやすいかと思います。自分に合う保湿やリップクリームを使ってみてください。一度荒れてしまうと、なかなか治りませんので、予防が一番大切です。
交際が深まる前に考えすぎない
お見合いで1時間話したくらいでは、お相手のことはまだ何もわかりません。プレ交際に入ってからも、3回くらい会うまでは、お互い本音は言わないものです。それなのに、1度2度会った程度で「合わない気がします」というのは、よほどのことがない限り、本当はまだわからないはずなのです。
もちろん、どうしても引っかかる発言があったとか、見た目がやっぱり好みではない・・・という場合は仕方がないです。無理をしてもつらいだけ、進展も望めないでしょうから、はやめに見切りをつけて終了にしましょう。
ですが、「ちょっと違和感がある」程度でしたら、ここで判断するのは早計だと思います。
例えば:
何か話をしたとき、お相手が思っていたような言葉を返してくれなかった、反応が鈍かった・・・この程度で「この人は違う」と判断していては、何十人何百人会っても、おそらく結婚は難しいでしょう。
あなたの希望全てをかなえてくれる人、言わなくても全てわかってくれる人、フィーリング価値観が100%一致する人、そんな人はどこにもいません。これまで別々の人生を歩んできた他人同士です。「違う」のはあたりまえです。その違いが許容範囲かどうか、その違いを楽しめるかどうか、その違いを埋めていくことができる2人かどうか、それを見極めるのが交際です。「私の考えとは合わないわ」ではなく、「私の考えとは違うな。どうしてそう考えるのかな?」そう面白がって、探ってみましょう。「どうしてそう思うの?」それを聞くことで、相手の本音や価値観も見えてきます。
「なんでこうしてくれなかったの?」と思ったときも、まずは相手の立場になって考えるクセをつけてみてください。お相手もまだまだ本音が言えないし、良かれと思ってしたことがあなたに誤解されているだけかもしれません。
時には衝突して、小さな喧嘩もしてみましょう。ぶつかることを恐れていたら、交際は深まりません。ぶつかることがいけないのではなく、ぶつかった後「改善が見られるか?」「解決しようと努力できるか?」が大事です。
ぶつかることを避けて、交際を深めないまま「この人と結婚したら~~になってしまいそう・・・やめておこう」と考えすぎるのは危険です。1人で結論を出すのではなく、交際中はお相手としっかり向き合いましょう。
このシステムでは、終了するのは簡単です。お相手に直接言う必要はないのですし、だからこそ、簡単に結論を出さず、「いつでも終了できるのだから」をお守りに、せいいっぱい向き合う努力をしてみましょう。もし、頑張った結果「やっぱり違うな」なら、そのときは終了すればいいのです。そこまで頑張った結果なら、その交際から得るものも必ずあるはずです。ただいたずらにお見合いを繰り返したり、プレ交際で1度2度会って終了を繰り返していては得られない学びが、きっとあります。
お見合いを繰り返すこと、浅いプレ交際を繰り返すことを婚活にしてはいけません。そのような見せかけだけの婚活は、ただあなたを疲弊させるだけです。
一方で、もし「交際に入れない」「交際が続かない(お相手から終了されてしまう)」と悩んだときは、まず担当に相談を。その理由が必ずあるはずですので、ひとつひとつ改善していきましょう。