お見合いに限らず、合コンや婚活パーティー、友達の紹介でも、初めて会ったとき好印象が残せる女性、「いい子だったな。また会いたいな」と思ってもらえる女性は、どこが違うのでしょうか?
もちろんフィーリングもあるとは思います。ただ、私も長く婚活市場を見てきましたが、お見合いで必ずOKお返事がもらえるツワモノが男女ともに一定数存在します(笑)。
今日は、「なかなか次につながらない…」「交際が自然消滅してしまう…」とお悩みの女性向けに、初対面で男性が女性のどこに惹かれるのか?というお話をしてみたいと思います。
「次はないな…」男性目線のがっかりポイント
(1)写真と違った
このがっかりは、男性からも女性からも多く寄せられます…。まあ、プロフィールのお写真は、誰しも最高の一枚を掲載していますので(笑)ある程度は仕方ない部分ではあります。
ですが「みんなそうでしょ」と開き直るのではなく、お相手はその写真を見てイメージをふくらませて来ていますので、がっかりさせない努力は最低限のマナーだと思いましょう。髪型、メイクは、しっかり写真に寄せて行ってください。自分で再現が無理だと思うなら、お見合い前に美容院でセットをお願いするのも良いですよ。
「面倒だな」「お金かかる」と思われるかもしれませんが、婚活は短期集中でやるものです。最大限頑張ることで、結局は、時間もお金も節約になります。
それでも「自信がない」という場合は、開き直って(笑)、『ごめんなさい!🙇ちょっと写真と違うけど、◎◎です』と、第一声、胸を張っていってみましょう!意外と「いやいや、僕もだから、大丈夫。」って言ってくれるかもしれませんし、場の雰囲気も和むと思います。
(2)遅刻してきた
5分前到着だと、何かアクシデントがあった場合(電車の遅延、道に迷った、お見合い場所の勘違いなど)、簡単に遅刻になってしまいますよね。できれば、30分~1時間前にはお見合い場所(お約束場所)付近に到着できるよう家を出ましょう。
早めに到着して場所を確認した後、もしホテルでのお見合いでしたら、化粧室で一息つくのをおススメします。パウダールームが充実しているところなら、そこでメイクや髪のセットもできますし、家ではベースメイクだけしてきてパウダールームで仕上げをすると、化粧崩れの心配もないですね。
お見合いでは、男性が先に来て待っているケースが多いのですが、だからこそ、女性が先に来て待っている場合、印象はものすごく良くなります。誰でも今日から実践できることですから、早め行動、やらない手はないと思います。
(3)つまらなそうだった、自分に興味がなさそうだった
もし、会った瞬間に「この人は、ないな」と思ったとしても、あなたに会うために来てくださったことを思えば、ぞんざいな態度は取るべきではないですね。NGお返事を出すと決めていても、これもお見合いレッスンだと思って、お相手からOKお返事をもらえるよう振舞ってください。どんな人からもOKお返事をもらう、という気持ちでお見合いをすることが、まわりまわって、良いご縁を逃さないことにつながります。
人見知りでどうしても緊張してしまう…という方は、まずは笑顔です。笑顔を心がけて接していれば、大丈夫ですよ。
(4)ネガティブな話が多かった
仕事の愚痴(仕事が大変、時間がない)や、あまりに忙しそうにしている(趣味や交友関係があまりにも充実していて予定が詰まりすぎている)と、男性は「一緒にいてもつまらないかな」「デートに誘ってもなかなか会えなさそう…」「僕がいなくても大丈夫そうな人だな」となってしまいます。
特に「忙しい」はNGワードです。言わないように心がけてください。
(5)お礼がなかった
お茶をご馳走したのにお礼がなかった、おごられて当然のような態度だった…男性はそう言うけれど、女性に話を聞くと「え、お礼言いましたよ?」と驚かれるケースがあります。
どういうことかと言うと、お茶の後に「今日はご馳走様でした」で済ませてしまっているケースです。お礼は、ちゃんと相手の目を見て「ありがとうございます」と言いましょう。ちゃんと伝わらないと、お礼を言ったことにはなりません。
何に対するお礼か?もはっきり言う方がいいですね。「今日はお会いくださってありがとうございました」「お時間取って頂いてありがとうございました」「ご馳走してくださってありがとうございました」丁寧すぎるくらいで丁度いいです。もちろん、聞こえないと意味がないので【お相手の目を見て、聞こえる声で】言いましょう!
ここだけ気をつければOK!印象アップ4つのポイント
(1)表情、しぐさ、視線
まずは笑顔です!笑顔で最初の挨拶をするだけで、印象はとても良くなります。「ちょっと写真と違う印象でしたが、笑顔の可愛い人だったのでOKします!」なんて報告もよくありますので、笑顔の効果は侮れません。
お話が始まったら、ずっとお相手を見ている必要はありませんが、お相手が笑ったり、話を始めるときは「聞いて欲しい」というサインですので、そのタイミングは相手の目をしっかり見ましょう。それだけでお相手はどきっとしますし、「僕に興味を持って聞いてくれているな」と感じます。
(2)声のトーン
普段より少しゆっくりめ、少し高めの声を意識しましょう。意識して発声することで、男性は「聞き心地が良いな、ずっと聞いていたいな」と思います。その結果「またお会いしたいな」と次につながります。【普通に話す声】って、意外と、低く聞こえる場合が多いので、あえて、『1オクターブあげて話す』を意識すると、ちょうどよくなると思います。
初対面の時は、あまり深い話はできませんので、「何を話したか?」という話の内容よりも、その場の雰囲気、印象が大切になります。そういう意味で、声のトーンはとても重要な要素になります。
(3)あいづちを打つ
誰しも、褒めてもらって嫌な気はしませんし、男性は「自分が詳しいことを教えてあげられる」ことに喜びを感じます。ですから、男性がお話をしているときは「へーそうなんですね!」「知らなかったです!」「すごーい」とあいづちを打ちながら聞いてあげられると、「興味を持って聞いてくれているな」と嬉しく感じます。
たとえ、自分が知っている事であっても、あるいは「それは違うんじゃないかな」と思う事であっても、初対面ですから、流して聞いてあげられるといいですね。「それ知ってる」「私はこう思うけど」と言った議論も楽しいですが、ここでは時期尚早、もっと仲良くなってからでいいと思います。
(4)張り合わない
例えばですが:
男性が「仕事が今、こうで大変で…」という話になったとき、「私も今、こうで大変だけど頑張ってるよ」と返す女性は、男性からすると「一緒にいると疲れるな」「ちょっとしんどいな」となります。
男性からのお見合いお断り理由で「面接官みたいでした」「会社の同僚と話しているみたいでした」という意見があるのですが、これはつまり、女性が男性と張り合っている、同じ土俵で話をしてしまっているから生じることだと思います。
今は多様性の時代で「男らしく」「女らしく」は死語になり、またジェンダーの役割を云々するのはナンセンス、タブーになってきましたが、それでも敢えて言わせてください。恋愛関係に入るためには、何もかも平等、対等、というのは疲れてしまうのではないかと思います。もちろん、自分の個性を殺してまで相手に合わせる必要はありませんが、「どっちでもいいかな」と思えることは、譲ってあげてもいいのかなと思います。
例えば、あなたが携帯の機種変更を考えていると仮定して、もしお相手がITに詳しくて、教えてあげたいと思っているなら、少し知らないふりをして「そうなんですね!私、違いがよくわからなくて…一緒に選んでくれてすごく助かります~」くらいの優しい嘘をついても罪はないと思います。
「そのくらい自分で調べられるわ」ではなく、「一生懸命調べてくれて優しいな、かわいいな」と思えたらいいですね。そう思えるような男性に出会えたら素敵ですね。