お見合い、緊張しますよね。
初対面で2人きり、何を話したらいいのか?お見合いマニュアルを見ると「やってはいけない!NG集」なんてものがあって、あれはダメこれもダメ…調べれば調べるほど、何を話せばいいのか?と頭を抱えてしまう…。
そこで今日は「初対面のお見合い相手と、どんな話をすれば盛り上がるのか?」について具体的にご紹介します。
お見合いの目的を意識する
まず、お見合いの目的を考えて下さい。
良い人と知り合うこと?
楽しい時間を過ごすこと?
良い人と知り合い、楽しい時間が過ごせたとしても、OK返事をもらえなければ即終了です…(チャンスは一度きり。それがお見合いです)
お見合いの目的はOK返事をもらうことです。プレ交際に入ることです。
そのためには、なにより次につなげることを目標にするべきですし、お相手に「好印象を残す」ことを最優先にしてください。自分が楽しい時間を過ごすのではなく、お相手に楽しい時間を過ごしてもらうことを意識してください。
「話しやすい人だな」
「もう少しお話してみたいな」
そう思わせることが、次につながる秘訣になります。
万一、実際お会いして「ちょっと思ってた人と違うな…」と思ったとしても、けして失礼な態度を取ってはいけません。お断りすると早々に決めたとしても、1時間のお見合いの間は、これもレッスンだと思って、次につなげることを意識してください。誰からでもOK返事がもらえる人というのがいますが、そういうタイプの方々はおしなべて自分主導の婚活ができています。
そして、話しやすいな、と思われる人は、実は話し上手ではありません。聞き上手なのです。
聞き上手な理由は、お相手の話に興味を持って相槌が打てる、ということです。
お見合いに相応しい(ふさわしい)話題とは?
(1)天気
最初のとっかかりとして無難ですよね。でも…意外と難しい話題でもあります。くれぐれも…返答が「そうですね」で終わってしまわないように切り出してください。つまり、その後も話が続けられるような「明るい」「ポジティブな」話題を一緒に出してください。
「梅雨は天気が不安定ですね。でも、この間晴れ間に@@公園を散歩したら、アジサイが綺麗に咲いていましたよ」=>「雨」の話から、パっと一気に明るい話題へと変わります。今度一緒に行ってみませんか、と話を拡げられます。
(2)仕事
男性は特に、仕事の話になると自信を持って話せるようです。ただし、あまり専門的な話にならないようにしてください。お相手の方は、耳慣れない専門用語を並べられると、しらけてしまいます。お相手が興味を持って聞いてくれているかどうか?「常にお相手の反応を見ながら」お話を続けることを習慣にしましょう。
例えば、仕事の遣り甲斐や面白いエピソードがあれば、お相手が面白がっているようであれば、少しお話になってみてください。気をつけたいのは、仕事の話をするときに「忙しい」とか「疲れる」などのネガティブなワードは使わないことです。「上司や部下に恵まれてて」「同期とは仲いいよ」など、人間関係が円満だというのも、ちょっとしたアピールポイントになります。(もちろん嘘をついてはいけませんが!)
(3)趣味/休日の過ごし方
お相手のプロフィールをよく読んで、何か共通する趣味、自分も興味が持てそうなことがあれば、それを話題にしてみてください。お相手の方から「休みは何をしているのですか?」と聞かれた時は、ずっと寝てますとかテレビを見てます、というような消極的な話は控える方がいいでしょう。
もし夢中になれる趣味がないのなら、普段から話題の映画やお店、流行などにアンテナを張っておきましょう。例えば「@@て映画がアカデミー賞取りましたね。僕も見たいな、と思ってたんですけど、見逃しちゃってて」=>一緒に観に行きましょう、となるかもしれません。
(4)食
好きなお店や好きな料理は、盛り上がりやすく、また次につながりやすい話題です。男性も女性も、お料理する方はポイント高いです!得意料理はぜひそれとなくアピールしましょう。「@@てお店、知ってますか?△△がとてもおいしいんですよ」=>インスタなど一緒に観ながら話すと一層盛り上がりますよね。
(5)ニュース
明るいニュースがいいですね。スポーツや科学など。
知識の幅が広いと、話題も広げやすいです。普段から新聞やニュースに目を通す習慣をつけましょう。
(6)家族や友人の話題
あまり家族の話をしすぎると「自立していないな…」という印象を与えてしまいかねないので、諸刃の剣ではあります。ですが、ほのぼのするような仲の良いエピソードはお人柄が出ますし、いずれ家族になる方、という目線でお会いしているのですから、良いアピールポイントにもなります。
全体として、甥っ子姪っ子の話は、女性受けがよいようです。言うまでもないですが、家族の愚痴は厳禁です。また、自分の親の事を「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶのはやめましょう。いい年をした大人が、初対面の人に「おとうさん」「おかあさん」という呼称を使うのは、あまりにも子供っぽいですし、距離が近くていやだな…という印象を与えてしまいます。親の話題を出すときには「うちの親が」「母が」「親父が」などの呼称を使うように習慣づけてください。
話題のつなげ方を意識しよう
先にご紹介した話題ですが、これらを、一個一個単発で話してしまうと、1~2往復で会話が終わってしまうかもしれません。話がぶつりぶつりと途切れがち、沈黙が重い、というお見合いを経験したことがある方、要注意です。
さきほどおススメした話題は全て、いわゆる「他愛のない話」と言われるものです。初対面なのですから、他愛のない話でいいのです。逆に、仕事や家族のことを突っ込んで聞いて来られたら、誰しもひいてしまいますよね。
他愛のない話題でも、盛り上がる人と盛り上がらない人がいる。この違いは何でしょうか?
大事なのは、これら複数の話題を「上手にからませてお話」するということです。話題をつなぎ、広げ、展開するテクニックです。
つまり:
まず天気の話をして⇒その会話が終わったから、じゃあ次は仕事の話⇒沈黙が来ちゃったな・・・じゃあ、趣味。
というような、質疑応答型はNGです。お見合いのお断り理由に「面接官みたいでした・・・」というもの、本当に多いのです。そうなってしまわないように、くれぐれも気をつけましょう。
まず天気の話をして、そこから自然な流れで趣味の話や食の話に広げていく・・・というように、話題に広がりが生まれると、会話が弾むかな、と思います。
例えば:
暖かくなってきましたね⇒寒い間はジョギング(ここは水泳でもウォーキングでも何でもいいのですが)なかなかやる気になれなかったんですけど、そろそろ再開しようと思っています。⇒実は結構甘いものが好きで、罪悪感なく食べるために走ってるんですよ。⇒甘いもの好きですか?パンケーキの美味しいお店あるんですけど、ここ知ってます?気になっているのですが、男一人だとなかなか行けなくて…今度一緒に行きませんか?
もちろん、話を盛り上げるには、男性さんの努力だけでは難しいのですが、それができるかできないか?でお相手とのフィーリングや相性もわかってくると思います。
そんな大げさなテクニックは必要ありません。
義務感で話している・・・と感じると、女性さんは悲しくなってしまいますので、あまりテクニック本に依存するのではなく、一番大事なことは「今、目の前にいる女性を楽しませてあげよう。笑わせてあげよう」というお気持ち、心意気、誠実さです。