婚活歴を話すのはマナー違反!?いつになったらぶっちゃけていい?

成婚ものがたり

婚活歴を話すタイミング

「婚活始めてどのくらいですか?」
「何人とお見合いしました?」「自分は何人目のお見合いですか?」
「いつから彼氏/彼女がいないの?」
お見合いで、お相手の婚活歴や恋愛経験を訊くのは、とても失礼な行為です。
厳に慎むべきですが、でも交際に入ったら・・・?

お相手がこれまでどんな人と付き合ってきたのか?
恋愛経験がどのくらいあるのか?

やっぱり、そこは気になりますよね。

今日は、マナー違反と言われる「相手の婚活歴・恋愛経験を訊くタイミング」「どうやって切り出せば失礼ではないのか?」を、実際の成婚事例から考察したいと思います。

3回目のデートで腹を割った!結果、一気に親密に

1年8カ月の婚活の末、しあわせを手に入れたアラサー男性さん。彼女は同い年の、趣味も同じ方でした。共通点が多いことに惹かれて、彼の方からお申込をしました。

誠実で真面目な彼は、婚活ルールブックをよく読んで、NGなことはしない、いいと言われていることはなんでも取り入れる、とても素直に婚活を頑張っていました。そんななか出会った彼女。「うまくいきたいなあ~どうすれば親密になれるだろう?」そう思った彼は、3回目のデートで、ちょっと思い切った行動に出たそうです。

「あの・・・ルール違反かもしれませんが、僕の今までの婚活のこと、話してもいいですか?」
そして、お互いに:

  • 婚活を始めた経緯
  • 今までの婚活遍歴
  • 過去の恋愛経験
  • 今の婚活状況

など、腹を割って話し合いました。
「いやー、どうなるかと思いましたが、結果としてすごく盛り上がりました」
この日、おふたりはとても深い話ができ、ぐっと親密度が上がったそうです。

交際に入ったら、恋愛経験の話をするのはNGではない?

【初対面のお見合い】で、過去の恋愛話を訊いたり話したりするのは、当然NGです。
ですが、交際に入った後は・・・?どの程度交際が進めば、そういう話をしてもいいのか?
実は、これははっきりと決まっていません。此処はケースバイケース、個人の裁量に任されているため、会員も相談所によって違う説明を受けている部分かと思います。

アクア・マーストでは「ある程度仲良くなったら、聞いても差支えないですよ。ただ、無理強いはしないでね」とアドバイスしています。「ある程度」の部分の見極めが難しいのですが、この話題を切り出すときの注意点は:

  • 相手は嫌かもしれない、ということを念頭に置いておく(絶対OKの話題ではない)
  • あくまで、この婚活での経験を主に。
    婚活以前に別れた彼/彼女とのことなど、あからさまな経験の暴露は不要です。
  • この話題を出すときは、先に自分のことから話す(自分から情報開示する)
  • タイミングとしては、真剣交際を考える頃なら問題ない(カップルによってはもっと早い時期でもOK)

「うーん・・・よくわからないです。OKかNGかはっきりしない、グレーゾーンなんですか?」
そう感じた方は、まず、何故この話題がお見合いでNGなのか?其処を考えてみてください。
お見合いで、この話題を出すのがNGなのは、失礼だからです。なぜ失礼なのか?それは、初対面の人に対して、プライベートに踏み込みすぎているからです。婚活での出会いとはいえ、お相手はまだ苗字しか知らない他人です。お見合いが不調に終われば、この先、一生会うこともないでしょう。そういう人に対して、なぜ「過去の恋愛経験」「婚活遍歴」を聞きたがるのか?その動機は「好奇心」です。下世話な好奇心から聞かれるために、聞かれた女性は不快に感じるのです。

「あなたのことをもっと知りたい」「私のことを知ってほしい」そう思ったとき関係は深まります

交際がスタートしたら、徐々に関係を育んでいかなくてはなりません。上手に育むことができれば、次のステップ(真剣交際)に進みますし、できなければ交際終了です。
「仮交際には入れるけれど、数回会っては終了を繰り返している・・・真剣交際に入れない」
ここの段階で悩んでいる人はとても多いです。なぜ、上手に育めないのか?その理由はいろいろとありますが、一つに「自分がさらけだせない。素の自分が出せない。本心をみせてもらえない」というものがあります。

婚活をしている人で多いケースは、真面目で誠実だからこそ、失点しないよう行動する、ルールを守って婚活をする、そこはとても上手なのですが、もう一歩踏み込むことができない、というケースです。「いい人なんだろうけど・・・フィーリングが合わない」で交際終了を繰り返すかたも多いと思います。

お見合い、そして仮交際に入って3回会うくらいまでは、もちろん「感じよく振る舞う」ことが一番大切です。ボロが出ないように、余計なことは言わないように、お相手に「一緒にいる時間を楽しんでもらう」ように振る舞ってください。ですが、その状態で交際を深めていくことは、やっぱりできないのです。何度かお会いして「ああ、素敵な人だな。私のことも気に入ってくれているみたいで、有難いな」と手ごたえがあったなら、思い切って踏み込むことも必要です。その結果、もしかしたらぶつかることもあるかもしれません。でも、ぶつかることを恐れないでください。結婚に至るまでには、どのカップルであっても、必ず1度や2度(かそれ以上)ぶつかって、喧嘩もします。

ぶつかる=価値観が違う、ではありません。
ぶつかった結果、お互い理解できない、と思ったときが、価値観が違う、ということなのです。
ぶつかって、結果「そんな風に思っていたんだ」「なるほど、そういう考えもあるか」となれば、それはOKですし、お互いの理解が深まり、関係が育まれます。

「あなたのことをもっと知りたい」「私のことをもっと知ってほしい」
そういう動機から生まれる行動に、NGはありません。今日ご紹介した彼の行動も、この動機から生まれているからこそ、うまくいきました。万一、この動機からやった行動で、お相手の理解を得られなかったのだとしたら、それは価値観が違うということですので、それはそれで見極めができてよいのです。

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