相談所での婚活、基本的な条件(年齢、婚歴、年収、学歴など)はプロフィール上で公開されているので、安心安全に効率よく進められるのが最大の利点です。
ですが、交際に入ってしばらく経ってから「実は…」とプロフィールに書いていなかったことを打ち明けられた…というのは、よくある相談の一つです。
個人情報保護法の関係上、プライバシーに関わること(宗教など)はプロフィールに記載できなくなった、という業界の事情もありますし、婚活年代が拡がり、例えば、20代で結婚していれば顕在化しなかったであろう問題(病歴や介護など家族の事情)が生じてしまう、など、時代背景としてやむを得ない部分があります。
ですから「なんで自分だけ…」「今度こそと思ってたのに、やっぱりうまくいかない…」なんて落ち込まないで!
よくあること、という前提を、まずは知っておいてください。
問題発生とその解決は、結婚生活でも必ず出てくる課題
もちろん、打ち明けられた瞬間は「どうしていまさら?」とショックを受けてしまいますよね。ダウンしてしまうその気持ち、よくわかります。
ですが、「思いがけない打ち明け話をされたショック」と「打ち明けられた問題そのもの」は分けて考えましょう。
- その問題は解決できるかどうか?
- その努力をしたいかどうか?
- 一緒に努力ができる(努力がしたい)お相手かどうか?
もし、今何も問題が起きていないカップルでも、長い結婚生活では必ず、何かしら問題発生とその解決、というのは乗り越えるべき課題として生じます。
逆に言うと、交際中の2人が今発生している問題に対し、協力して解決に努められるのなら、結婚後、何が起きても乗り越えていける自信がつくのではないでしょうか。
マイナスな条件も、お相手の人格を形成している一部です。あなたが好ましく思っているお相手の価値観や優しさは、もしかしたらその条件あってこそかもしれません。
大切なのは、2人の信頼関係です。問題の内容にもよりますが、お相手が打ち明けてくれた問題が、その信頼関係を損ねない性質のものなら、解決に努力していくのもアリだと思います。お相手だって、打ち明けるのには勇気がいったことでしょう。傷つくことを恐れず打ち明けてくれたのは、あなたと次のステップに進みたいという強い意志です。あなたも同じ気持ちなら、このピンチはむしろチャンスになります。
1人で悩まず、まずは2人でよく話し合い、また相談所の担当者にも相談しながら、じっくり解決していきましょう。